トップメッセージ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。

 さて、当社グループの第50期連結会計年度(2020年3月1日から2021年2月28日まで)の概況につきまして、ご報告申しあげます。

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、経済活動が制限され極めて厳しい状況が続きました。経済活動の段階的な再開により、持ち直しの動きが見られたものの、2度目の緊急事態宣言が発出されるなど、依然として不透明な状況が続いております。
ペット業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に伴う巣ごもり消費や新規飼育者の増加による需要拡大などの影響はあったものの、原材料価額の高騰による仕入価額の上昇、業界内の価格競争激化及び人件費や物流コストの上昇など、依然として厳しい環境が続いております。

このような状況の下、ペットフード・ペット用品の卸売事業につきましては、2020年3月1日より営業本部を支店統括本部・チェーンストア統括本部・営業商品統括部・物流統括部の4統括部体制に刷新する事により、責任の範囲と役割を明確にし、お客様対応のスピードと成果の更なる向上に取り組んでおります。
また、新しい生活様式の実践への対応など、お客様毎の経営環境に合わせた様々な提案をスピードをもって実施すると共に、物流面に留まらないあらゆる面でのローコストオペレーションなどの様々な施策により、利益改善を第一義に取り組んでおります。

 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、856億5千4百万円(前期比5.2%増)となりました。販売費及び一般管理費については、物流コストなどの変動費の増加はあったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響による勤務形態や営業活動の変化に伴い諸経費が圧縮された結果、98億2千1百万円(前期比3.2%増)となり、営業利益は3億1千6百万円(前期比238.8%増)となりました。
経常利益は3億9百万円(前期比202.8%増)となり、また、親会社株主に帰属する当期純利益は2億4千2百万円(前期比409.9%増)となりました。

 今後の景気動向につきましては、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種等の感染拡大防止策が講じられ、個人消費や設備投資に関しては緩やかな回復が期待されるものの、依然として先行き不透明な状況が続くと思われます。
ペット業界におきましても、長引く自粛生活によりペットに癒しを求める新規飼育者が一時的に増加したものの、犬の飼育頭数減少に歯止めがかからず、ペット市場の成長率鈍化、業界内の価格競争激化及び慢性的な人材不足による人件費・物流コストの増加など引き続き厳しい経営環境が続くものと思われます。

こうした状況の下、『I3☆55 お客様の期待を超える組織体へ』を新ビジョンに、2022年2月期(2021年度)から2026年2月期(2025年度)を期間とする5ヶ年の新中長期経営計画を策定いたしました。コロナ禍により生活環境が大きく変化し、ペットの重要性が再認識される今、企業理念である「人とペットの共生」の実現に向け、「基本の徹底、そして成長へ」をスローガンに着実な利益改善による数値目標達成に向けて取り組んでまいります。
そのためには、「世界一のペットカテゴリー企画会社を目指して」を旗印に得意先様・仕入先様・生活者様の3者の課題解決に繋がる様々な企画提案に注力してまいります。

 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2021年5月