トップメッセージ

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申しあげます。

 さて、当社グループの第51期連結会計年度(2021年3月1日から2022年2月28日まで)の概況につきまして、ご報告申しあげます。

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化するなか、ワクチン接種の進展等により社会経済活動の制限は徐々に緩和され、景気の持ち直しが期待されたものの、新たな変異株のまん延による感染再拡大により、厳しい状況が続きました。また、海外の地政学的リスクを主要因とした原油価格の高騰など、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 ペット業界におきましては、前年の新規飼育者の増加による需要拡大などの影響はあったものの、原材料価額の高騰による仕入価額の上昇、業界内の価格競争激化及び人件費や物流コストの上昇など、依然として厳しい環境が続いております。

このような状況の下、ペットフード・ペット用品の卸売事業につきましては、2021年3月1日より4統括部体制から営業本部をヘッドクオーターとする本部制へ再編することで各統括部における責任と役割の明確化とともに意思決定と行動のスピードアップに取り組んでおります。
また、クオリティー・価格・サービスのトータル価値向上に継続的に取り組むとともに、得意先様・仕入先様・生活者様の3者の課題解決に繋がる様々な企画提案を実施し、利益改善に取り組んでおります。

 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、919億3千万円(前期比7.3%増)となりました。また、販売費及び一般管理費については売上高の増加に伴う物流コストなどの変動費が増加したものの、生産性向上を目的とした業務の効率化に取り組んだ結果、103億1千6百万円(前期比5.0%増)となり、営業利益は4億6千6百万円(前期比47.7%増)となりました。
 経常利益は4億7千8百万円(前期比54.6%増)となり、また、親会社株主に帰属する当期純利益は2億8千8百万円(前期比18.7%増)となりました。

 今後の景気動向につきましては、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種等の感染拡大防止策を講じるなかで、回復基調に向かうことが期待されるものの、ウクライナ情勢の悪化といった地政学的リスクによる資源価格の高騰など、依然として先行き不透明な状況が続くと思われます。
ペット業界におきましても、猫の飼育頭数が2018年度から3年ぶりに増加となったものの、犬の飼育頭数は依然として減少が継続しており、ペット市場の成長率鈍化、業界内の価格競争激化及び慢性的な人材不足による人件費・物流コストの増加など引き続き厳しい経営環境が続くものと思われます。

こうした状況の下、2023年2月期は新中長期経営計画の2年目にあたり、「基本の徹底、そして成長へ」をスローガンに人材への積極的な投資を継続し、着実な利益改善による数値目標達成に向けて取り組んでまいります。
具体的には、以前より実施しておりますペットの専門知識や企画力の向上、お客様毎の経営環境に合わせた的確な提案実施を目的とする人材育成のほか、「人とペットの“絆”をプロデュースするマーケティング・デザイン・カンパニー」として「マーケティング=経営」全般を理解できる人材を育成してまいります。
また、「CED(Communication、Education/Entertainment、Design)」をコンセプトにおいた事業展開を更に推し進めることで他社との違いを明確にするとともに、在庫管理の徹底による適正在庫の維持や営業活動の効率化による販売費及び一般管理費の抑制などのローコストオペレーションを継続し、利益改善に取り組んでまいります。

 株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご指導ご支援を賜りますようお願い申しあげます。

2022年5月